医療関連情報
日本の医療事情は、ここ数年で大きく変化を遂げてきました。
「自分が病気やケガをしたとき医療費は一体どのくらいかかるの?生活は大丈夫かな?保険は大丈夫かな?」なんてこと、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
ここでは、昨今の医療事情について理解を深め、今後のライフプランにお役立ていただければ幸いです。
まず、初めに日本における主な死因順位についてお伝えしておきます。
日本人の主な死因の死亡数は、第1位悪性新生物 37 万人、第2位心疾患 19 万 9000 人、 第3位肺炎 12 万 3000 人、第4位脳血管疾患 11 万 3000 人と推計されます。
※(平成27年度 厚生労働省 人口動態統計の年間推移より)
やはり第一位は、悪性新生物(ガン)となり、三大疾病(ガン・心筋梗塞・脳卒中)がランキングされています。誰しも絶対かかりたくない、怖い病気ですよね。
昔は、三大疾病にかかると真っすぐ死に至らしめるような病気でした。
しかし、ここ数年で医療技術の発展やAED(自動体外式除細動器)の設置が進み、助かるケースが増えてきました。
では、実際の医療現場ではどのような医療行為が行われ、患者さんとそのご家族にとっての経済的負担はどうなのか。紐解いていきましょう。
まず、多くの方が気になる点として『傷病において実際の入院日数はどのくらいかかるの?』
そんな声を多く耳にします。
(厚生労働省「平成26年患者調査」)の調べによると傷病全体で平均入院日数:31.9日に対して、悪性新生物(ガン):19.9日、心疾患(高血圧性のものを除く):20.3日、脳血管疾患:89.5日と平成8年に比べ特に悪性新生物の入院日数は約43%減となっています。
その背景として、厚生労働省による診療報酬改定が大きく影響しています。
特に、医療機能に応じた入院医療の評価について改定があり、入院初期加算・地域加算の見直しなどが要因で、昨今では短期入院がさらに加速したとみられています。
※平成28年度診療報酬改定の概要~厚生労働省保険局医療課~PDF資料より
そんな昨今の医療事情を踏まえ、民間の保険会社も時代に合った最先端の医療保険・がん保険の開発・販売が加速しているようです。
そもそも、日本は保険大国と呼ばれ、日本人男性の80.9%、女性81.9%が生命保険に加入していると言われています。
※<生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成25年度>より
生命保険は決して安い買い物ではありません。
一生涯に掛ける保険料は、多い人で1000万円にも及ぶケースがあります。
しかしながら、多くの人が先述のような実態を把握せずに、『とりあえず保険に入っておけば安心だ!』なんて考えている人は少なくないはずです。
本当に大丈夫でしょうか?
そこで、今回は【がん保険】にスポットをあててみたいと思います。
皆さん、がん保険を選ぶ際に重要視する点はどこですか?
『入院給付金ですか?手術給付金ですか?』
確かに、必要ですよね?
むしろ、今まではそれで良かったのかもしれません。
思い出してください!がんの平均入院日数は20日以内という統計が出ています。
そうすると、がん保険から入院したら日額1万とか2万の給付とか?あんまり価値が無いように思いませんか?ex:10,000円/日×20日=200,000円
であれば、がんと医師により診断確定された際に受け取る一時金を充実させることで、100万・200万・300万といった現金が即座に手元に入ってきます。
また、退院が早い分、通院が長引く傾向にあります。一通院につき、5,000円/日といったように、通院特約は必須かもしれませんね。
そして、忘れてはいけないのが『抗がん剤』です。
必ずと言って良いほど、使われるのが抗がん剤治療です。
代表的なのが『分子標的薬』です。がん細胞を狙って作用し、副作用をより少なく抑え、効率的に治療効果を高められると期待されています。
しかしながら、費用負担は月に数十万円もかかることがあり、容易に治療に踏み切れないケースもあります。
そこで、画期的な特約『抗がん剤給付特約』が注目を浴びています。
ex:月に一回でも抗がん剤治療を受けていれば、10万円・5万円(通算60ヶ月分)など
まだ付帯できる保険会社は多くはありませんが、がん保険選びには欠かせない特約ではないでしょうか。
いかがでしたか?もう一度ポイントをまとめますと・・・
- がん診断一時金の充実(100万・200万・300万)
- 通院特約(入院後の長引く通院を日額5000円などで保障)
- 抗がん剤特約(月に一回でも抗がん剤治療を受けていれば、10万円・5万円の給付など)
上記①~③が充実したがん保険選びが、万が一の際もあなたを経済的なピンチから守ってくれる保険選びになるかもしれませんよ。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。